認知症com

安心して認知症のいまをいき、これからをいきるために

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もっと掘り下げてプロにできない、家族にしかできないこと

   

以前こんな記事を書いたのですが、より深めてみました。

認知症のプロだからできること。プロだからできないこと。

基本は、タイムリーにそばで、一緒の時間を刻めること。

その1 細かな記録

プロは、何人もの対象者の肩を平等かつ並列にみる必要があります。担当の数が、1〜5人までならなんとか、細かな記録を書き残すこともできるかもしれません。

しかし、現実的には、もっと多くの方を対象としているだけでなく、他の業務も並行して行うことになります。

具体的なエピソードを記述することは困難を極めます。

それができるのが、プロ中のプロですが、もちろん少ないです。

その2 ゆっくりとお茶をする、は無理

一緒にご飯を食べることもできません。

同じ釜の飯を食べることはできません。

一緒におやつを食べてほっこりすることもありません。

その3 個人に対して特別な愛着はNG

プロは「みんなが愛しい」は許されても「その人が愛しい」は許されません。

その二つはやはり別物です。

そして、対象者の方にもそれは伝わっています。

プロにも、全員を広く深く愛せる人もいます。

それは個人の資質によるところが大きいのかな、と思います。

その4 これまでの人生や生き方

とても重要です。

認知症という病気が邪魔をして見えにくくなっているその人らしさを一番よく知っているのは、一番長く同じ時間、空間を共有してきた家族です。

プロは知ろうと努力しますが、所詮その人らしさの深みに達するのは素人の域を出ません。

と思いながら、普段仕事をしています。

その5 最優先の次

例えば、病院やデイケアなどの施設では、個々人の最優先課題をプロが見極め、そこに資源を集中します。

裏を返せば、二の次の課題に関しては関わる時間がありません。

家族の方がそう言った関わりはしやすいです。

その6 一緒に過ごすことの意味性

知っている人と、知っている場所で、安心して暮らすことができること。

その意味はいうまでもありません。

その7 未来

真剣に向き合うことで、家族にしか見えないつながりのようなものが浮かび上がってきます。

それは、将来の自分を見通すことにもつながっていきます。

まとめ

間違っていても、そのひとのためという心があれば、それでいいのだと思います。

同時に積極的に、他の人の意見や、プロに対する相談を上手に行って、よりよく磨き上げていけば、なお良いのだと思います。

 - できるできない問題, 提言, 検討, 臨床, 親族・家族, 認知症ケア

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