認知症com

安心して認知症のいまをいき、これからをいきるために

*

認知症の方々から学んだこと『人生を楽しんでおいたほうが良い』

   

臨床の現場で、何人もの認知症の方にかかわらせていただく中で、「楽しみが多い人は病気に打ち勝つ何かを持っている」と強く感じるようになりました。

59fce0c55ebaa659c04ebcb007b88207_s

例えば、孫との楽しみとかそういうのでもいいです。

しかし、意外と若い頃からの趣味というのが、これまた結構大切というか、その人らしい生活を続けられるかどうかのポイントになることは、たくさん目にしています。

80歳の認知症のおばあさま

アルツハイマー型認知症なのですが、昔のことをいろいろと語られます。

もともと多趣味な方でしたが、今は機能低下によってできる活動が限られてきています。

しかし、スイッチが入ると昔のことをあれやこれやと話始めます。

「働く人が、多かった中で、私は裕福だったから、遊ぶんよ。楽しかった」

生き生きと話される表情を見てると、ああ、人生楽しんでこられたのだなあと、しみじみします。

日常生活動作でできないことがたくさんあっても、そういう過去の楽しみを誰かと共有出来るという、現在の楽しみがあることによって今も生き生きと生活されているのだと思います。

最高の認知症対策は、「人生を楽しむこと」

現代人は、何かと時間に追われてしまいます。

自分が自由に使えるはずの時間は、あっという間に過ぎ去り、いつの間にかやらなければならないことが自分に差し迫ってきます。

本当は、遊ぼうと思えば遊べる時間があるのに、なぜかそうしない、そうできない。

そういう生活をしてる若者が多いと、最近の若者は語ります。

きっと、中年以上の人もそうだと思います。

情報は溢れかえり、スマホからインターネットで、一生かかっても把握しきれないほどの情報の海に溺れることができます。

意識的に、ジョギングでもしないと本当に体を動かす機会がありません。

 

そうして、何かを得たような気になっても、得られるのは、視覚的な情報だったり、質の高くない文字情報の羅列、言語的な情報だったりします。

ちっとも具体的じゃないので、深い部分での感動がなくって、それはきっと年を取った時にあんまり役にたたないもののような気がしています。

だとしたら、逆に人生をしっかりと自分の体を通して、楽しむことができたとしたら、その体験は年を取ってからの自分の役に立つはずです。

まとめ

認知症となった方々のうち、何となく認知症に打ち勝ってるような感じがする人は、勉強ができて、人付き合いが良くて、自分で人生を楽しもうという意欲をもって生きてこられたのだろうなという方々です。

やはり、その人の生き方は、その後のその人の人生を裏切らないのだなあと感じます。

良くも悪くも、です。

(私個人の目に、大変失礼であることは承知しつつも、あんまりに映る人生もたまに拝見します。)

だとしたら、若い世代の私が今するべきことは、精いっぱい自分の人生を楽しむことなのだと思います。

介護にしてもそうです。

義務的にやるのではなく、自分が希望してやるのだという意識が必要なかもしれません。

そうすれば、自分が認知症になった時に、病気と闘うために必要な何かが自然と身に付けられるような気がしています。

 - コラム, たのしみ, 提言, 活動

adsense336

adsense336

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

認知症にも影響?600万円が生活水準を大きく分ける

認知症になりやすい人の傾向として、喫煙週間があったり、肥満があったり。 そういう …

認知症進行予防の対策としては、実は効果の薄いかも知れない計算ドリル

計算ドリルの反復によって計算が早くなる可能性があります。 認知症の人でも同様に、 …

no image
認知症の人とは笑顔で一緒にいるのが一番のケア

日々認知症となった方々と接する中で一つ確信することがあります。 それは、認知症と …

no image
「おかしいな」とおもったら、まよわず認知症の受診をしましょよう

記事の概要1 認知症診断のススメ1.1 インターネットでできる認知症の検査2 病 …

【相談】離婚しようと思った矢先に、認知症になった夫。どうしたらいいか?

ネット上の記事で、認知症になった夫と離婚できるのかという相談をみつけました。 実 …

認知症の介護に向いてる人を図解する

「なんしぃねぇえぇええ!!」 と逆ギレされることもある、認知症の方との関わり。 …

no image
介護福祉士はじめ、認知症介護の現場で日常的に虐待が起こる理由

そりゃもう、ストレスがたまるからですね。 プロにあるまじき最悪の理由ですけれども …

no image
【介護者・専門職向け】日々、認知症介護の愚痴を言える自分になろう

男性と女性によっても異なるかもしれません。 しかし、介護負担の一番大きなところは …

認知症と検索すると明らかに怪しい商品のセールスが上位に出てくる現状に対する苦言

twitterやgoogleで認知症と検索すると、明らかにセールス目的なアカウン …

【記事紹介】「軽度斬り」と40歳以下からの保険料徴収案も浮上 – BLOGOS

予想していたこととはいえ、やはり衝撃的な内容に関する記事でしたので、補足を加えた …