認知症com

安心して認知症のいまをいき、これからをいきるために

*

薬を服用することで見られる「怒りっぽさ」は実は、副作用ではない説

   

認知症の治療において、薬物療法は非常に重要です。

認知症の治療薬は、精神活動を賦活するものがあります。

その服用を開始することによって、怒りっぽくなることがあり、それはしばしば副作用としてみなされます。

しかし、鳥取大学医学部教授の裏紙克哉先生によると、それは副作用ではなく、精神活動が単純に正常な状態に戻っただけ、つまり通常の作用によるものだと言います。この考え方はこれまでの常識に、一石を投じるものと思います。

つまり、こういうことです。

家族やスタッフの関わりに対して、今まで怒る気力もなかったのが薬により、怒る元気が復活したという風に考えられるというのです。

言い換えると、薬の副作用で怒りっぽくなったのではなく、通常の反応としての怒りが見られるようになったということです。

4396cec4256b46ae3a773cfd35594b61_s

もっと言えば、家族やスタッフの側の関わり方に原因があると考えるべきだということです。

これは、認知症治療薬に対する常識を大きく覆す考え方です。

多くの方が知っておく必要がある考え方と思います。

無論、消化器系の副作用などが見られることはあるそうです。

個人差があると思われるので、使ってみての変化をしっかりと見極めていくことが必要です。

 - 治療薬, 親族・家族, 認知症ケア

adsense336

adsense336

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

もっと掘り下げてプロにできない、家族にしかできないこと

以前こんな記事を書いたのですが、より深めてみました。 認知症のプロだからできるこ …

初期アルツハイマー病「マウスで記憶復元に成功」 NHKニュース

要するに 倉庫から物がなくなるわけじゃなく どこにしまった変わらなくなる アルツ …

ファイナンシャルプランナーが認知症の親の介護の費用を計算してみた。

「認知症ケアなどを専門とするファイナンシャルプランナーはいないかな。」 と思って …

「私帰ろうと思う」という帰宅欲求にどう対応しますか?

ここが家なのに「家に帰りたい」という。 帰宅欲求はかなり大変なんです。 なぜなら …

no image
介護福祉士はじめ、認知症介護の現場で日常的に虐待が起こる理由

そりゃもう、ストレスがたまるからですね。 プロにあるまじき最悪の理由ですけれども …

2016年1月版 認知症の治療薬まとめ

現行の認知症の治療薬は主に、進行を遅らせる効果を狙っています。

認知症における「子供や家族に迷惑をかけたくない」はやめるべき- できるできない問題

ちょっと小難しい話かもしれませんが、大切なお話です。 あくまで、個人的な体験談で …

認知症の方の言動を理解するには

認知症の方の言動には、一見了解できないものがたくさんあります。 それを理解するた …

認知症の介護で大切なコトは「いつでも微笑みを」

認知症になっても、一番最後まで残っている能力のと言われるのが、対人認知。 たとえ …

ユマニチュード〜認知症当事者に寄り添うための技術

基本は、敬意を行動にして表すこと。 相手の認知を尊重すること。 ユマニチュードの …