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薬を服用することで見られる「怒りっぽさ」は実は、副作用ではない説

   

認知症の治療において、薬物療法は非常に重要です。

認知症の治療薬は、精神活動を賦活するものがあります。

その服用を開始することによって、怒りっぽくなることがあり、それはしばしば副作用としてみなされます。

しかし、鳥取大学医学部教授の裏紙克哉先生によると、それは副作用ではなく、精神活動が単純に正常な状態に戻っただけ、つまり通常の作用によるものだと言います。この考え方はこれまでの常識に、一石を投じるものと思います。

つまり、こういうことです。

家族やスタッフの関わりに対して、今まで怒る気力もなかったのが薬により、怒る元気が復活したという風に考えられるというのです。

言い換えると、薬の副作用で怒りっぽくなったのではなく、通常の反応としての怒りが見られるようになったということです。

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もっと言えば、家族やスタッフの側の関わり方に原因があると考えるべきだということです。

これは、認知症治療薬に対する常識を大きく覆す考え方です。

多くの方が知っておく必要がある考え方と思います。

無論、消化器系の副作用などが見られることはあるそうです。

個人差があると思われるので、使ってみての変化をしっかりと見極めていくことが必要です。

 - 治療薬, 親族・家族, 認知症ケア

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