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認知症の仮説モデル 人間の頭がもしもパソコンと同一視できるとしたら?

   

最近高次脳機能障害の分野で神経心理学の話題が盛んです。

神経心理学というのは、誤解を承知で言えば人間の頭をパソコンと同じように考えてみるというものです。

人間の頭(脳)とパソコンの共通点は情報を処理する機能が備わっていることです。

人間の頭をハードとソフトというふうにパソコンと同じような切り口で見てみると、認知症に向き合うヒントが示唆されます。

簡単に紹介してみましょう。

脳=ハード

脳みそが、パソコンのCPU,ハードディスク、メモリなどに当たります。

情動、理性 =ソフト

人間の精神の働きといった感じ方、合理的に物事を考えようとする理性などは、ソフトに当たります。

認知症の神経心理学的な捉え方

ハード面に支障が出て、うまくソフトが処理できなくなった状態

もしくは、

ソフトの情報が破損してうまく再生できなくなりエラーが頻発した状態

と考えることができます。

また、認知症の場合は、ハード面ソフト面ともに損傷していくので、高い負荷をかけるとすぐにフリーズしてしまったり、予期せぬ動作が引き起こされることが予想されます。

対策

ハード面の損傷の進行を抑えるために、少しでも健康的な生活を送ることです。

また、情報処理機能が低下していると考えられるので、強いストレスは避けることによって、予期せぬ動作の発生を予防することができます。

要するに、生活をなるべく単純なタスクの集合として再構成することが有効ということです。

また、新しい情報の入力や演算、引き出しは、過去の情報との混同を招いたりする可能性が高くになります。

なるべく、既存の情報を用いて処理ができるように工夫をする必要があるでしょう。

まとめ

人間の頭をパソコンと同一視することの危険性を踏まえつつも、あえて同一視してみることで問題点を浮き彫りにすることができる可能性があります。

また、このように考えることで、介護者側の心理負担の軽減に役立ったり、認知症の方自身が自分の状態を客観的に認知できる場合もあります。

あくまで、認知症を捉える方法論の一つですので、状況に応じて柔軟に取り入れてみてください。

 - 認知症の実際

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