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今年一年の認知症の話題を振り返る。

   

2016年も終わりですね。

今年は認知症関連のニュースなどで、かなり衝撃的な内容が多かった年でもありました。

1位から順番に振り返ってみたいと思います。

 

1位 高齢者ドライバーが引き起こす死亡事故

高齢者は、自分の運転技術や能力に対して過剰な自信を抱いていることが明らかになってきました。

一方で、車の運転が生きがいになっている高齢者も多く、簡単に免許の返納に応じられない高齢者がたくさんいることがわかってきました。

しかし、免許の返納をしていなかった高齢者ドライバーの一部が認知症を発症し、若い命を事故に巻き込んで殺すという痛ましい事件も発生していることから、社会の規範たるべき年長者として、認知症になる前に、高齢者の方には免許を返納していただきたいと思います。

飲酒運転と同じで、認知症を発症して認知機能が低下した状態での運転は、殺人と同じです。

ちなみに、報道によると認知症を発症したドライバーの数は一説に6万人とも言われています。

飲酒運転の厳罰化もいいですが、こちらの方も厳しく取り締まる必要があると思います。

そうすることによって、健康な高齢者ドライバーの運転する権利が守られることにもつながるはずだからです。

これは、緊急の課題といってよいでしょう。

政治に働きかける必要がありそうです。

 

2位 認知症の鉄道事故 「逆転判決」

これは、2007(平成19)年12月7日、東海道本線共和駅で発生した鉄道事故の裁判に家族に賠償責任があるか否かの判決で、一審、二審共に家族に賠償責任を負わせる判決でした。

その額、なんと一審で、720万(二審では、半額になったもののそれでも360万円)。

家族のみに、介護の負担を負わせるのはどうかと、非常に話題になりました。

より詳しく判決を見ると、妻や息子といった家族が「監督義務者」に認定されるかどうかが争点でした。

今後は、明確に監督を引き受けている場合をのぞいて、賠償を行う必要がなくなったということで、家族が社会から要求される社会的責任というか負担は少し軽減したのかなという印象でした。

そもそも、国が家族に介護を押し付けすぎなのかもしれないですしね。

ナイスな司法判断でした。

 

3位 大規模な認知症調査が開始

健康な40歳以上の方を対象に、記憶力を追跡調査し、認知症の予防に役立てる研究が始まろうとしています。

その対象者の数は数万人です。

どうやってそれだけの人数を追跡調査するかというと、インターネットを用いて生活習慣のチェックをしたり心理検査などを行うということで、ネット環境があれば調査に協力できるということです。

ちなみに、調査の期間は半年に一回ということで、なかなか大変なような気がします。

調査に協力するメリットとしては「超早期」の認知症の段階から、自分が認知症かもしれないということがわかるそうです。

いわゆるMCIという状態のときにわかるということですから、この状態から適切な生活習慣を導入することで認知症が治る可能性も示唆されていることを考えると、十分に大きなメリットがあると言えるのではないでしょうか?

ご興味がある方は、こちらから詳細を見ることができます

IROOP あたまの健康応援プロジェクト

 

4位 大山のぶ代さんが認知症に

私は、大山さんのドラえもんの声を聞いて大きくなった世代です。

その大山さんが、認知症になったと聞いて「ああ、そういう時代になったのだなあ」と思いました。

最初は脳血管性の認知症だったのかもしれませんが、なんとなくアルツハイマーっぽいですね。

「ドラえもん」がわからなくなったということが、大きな話題になりました。

大山さんは、ドラえもんが大好きで、家にもドラえもんグッズがたくさんあったそうです。

大好きなものがわからなくなるというのは悲しいものだと思いました。

そして、介護者である夫も体調不良となり、現在老人ホームで介護を受けているとのこと。

大山さんは芸能人として、決してかなり控えめにいってもまずまず成功した人だと思います。

その大山さんでさえ、最後の最後まで自宅で生活を続けることはできませんでした。

認知症の難しさを感じたニュースでした。

 

5位 iPS細胞にて前頭側頭型認知症の発症メカニズム解明へ

タウタンパク質が原因かどうかを、その遺伝子を操作して調べて実際にわかったということです。

山中教授が想定した通りの使い方で、素晴らしいですね。

この調子で、アルツハイマーなどの原因がわかればいいですね。

ちなみに、この研究成果は京大ということで流石です。

認知症の方本人、家族の希望となるような研究成果を今後もどんどん出していってほしいなと思います。

 

6位 「京都認知症母殺害心中未遂事件」の息子さんが自殺していた件

「そうか、あかんか、一緒やで」といった認知症の母親を殺した息子。

裁判官が温情判決を出していたのですが、自殺されていたことが判明しました。

親の認知症の介護のために、生活が成り立たなくなり、心中するしかないと思った心情は以下ばかりだったでしょう。

そして、その親から、心中を悟ったかのような台詞を聞いたときはどんな思いだったでしょう。

裁判でいくら、罪を軽減されたからといって、その人の罪悪感が薄らぐわけでもありません。

きちんと社会のセーフィティーネットが、認知症当事者のみならず、その家族に対して機能しなければならないという思いを新たにしたニュースでした。

 

第7位 抗認知症薬の少量処方が容認される

少量処方からはじめて、一定量まで増やす用量用法がある認知症薬を増やしていくと、副作用が出現する場合が報告されています。

そういった患者様に対して、少量のまま処方の継続ができる方針を厚生労働省が容認することになりました。

現場の意見をきっちり吸い上げて、いい仕事をしたと思います。

願わくば、認知症に関する全ての問題においてこれくらいのフットワークの軽さを見せていただきたいものです。

ちなみにその薬の名前は「アリセプト(ドネペジル)」です。

 

第8位 2025年認知症パンデミック 700万人が街を徘徊

悪いことばかりじゃないと思います。

ちなみにソースは、週刊ポストなので信憑性は、どうだろうか?

 

第9位 ポジティブ思考が認知症予防に役立つ可能性

国立長寿医療研究センターと千葉大学などの研究

週刊ポストよりは信用できる。

来年は、明るく考えて、大いに笑いましょう。

 

第10位 青年後見人制度で弁護士が認知症の方の資産を横領

弱者の味方と思った弁護士さんが、

なんとゲスの極みだったというお話で、かなり笑えないことになっておりました。

 

 

号外 高齢者の認知症、発症率が低下

21日に米医学誌「JAMA Internal Medicine」(電子版)に掲載された研究によると、高齢者の認知症発症率が低下しているということです。

その大きな要因として「教育の充実」が挙げられていました。

頭を使う習慣や、知的な活動を行う素地が教育によって獲得できているかどうかが、認知症が発症してからも症状が露呈するかどうかの大きな違いになっているというのです。

つまり、病理学的には脳の萎縮など、認知症の発症が見られていても、それが症状として目に見える形で現れるかどうかは別問題ということです。

あとは、健康的な生活を送ることが、認知症の発症を遅らせる要因になっているということなので気をつけていきたいですね。

まあ、希望的観測かもしれません。

それでもいいです。

2017年は今年よりも、希望の多い年になることを祈りながら、この記事を終わります。

 

 - まとめ

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