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安心して認知症のいまをいき、これからをいきるために

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認知症と診断されてから、はじめて自分の人生について考えるのはとても大変。

   

もしも、認知症と診断されたら、一番大切なことは今後の身の振り方を決めておくことだと言われています。

元気なうちにやっておきたいことはなんなのか。

症状が進行した時に、自分がやるべきことはなんなのか。

自分の人生についての意思決定をしっかりと行うことが大切と言われています。

 

しかし、このような判断を「認知症です」と言われた日からすぐに行うことができるでしょうか?

普段から判断をする習慣がなければ、難しいと思いませんか?

その判断は、自分の人生の大きな方向性に影響する決断です。

 

そういう決断を誰かに委ねる人生を送ってきた人が、自分の人生の最後になって初めて自分の意見を述べようとしてもなかな難しいというのが、現実だと思います。

 

ですから、大切なのは、認知症になる前に自分の人生について、普段からしっかりと考えて、自分という人間はどのようなことを大切にするのかどのようなことがしたいと考えているのかについて、しっかりと明らかにし、また、実践しようとする、そういう姿勢が大切になるのではないでしょうか?

確かにそういう人生は大変かもしれません。

周囲から反対されることがあるでしょう。

自分の決断に自信が持てない時もあるでしょう。

 

しかし、そのような決断を普段から積み重ねている人の人生は、その終わりにおいてもまぶしい輝きを放っているものです。

人生の終わりに、自分のことを大切に思ってくれる誰かの存在や、自身が死後に誇れる何かを世の中に残しているものであると思います。

それは、趣味として取り組んできた俳句かもしれません。

孫と一緒に旅行に行くことかもしれません。

子供にどうしても残したい一言や、アクセサリーなどの贈り物かもしれません。

兎にも角にも槍の子としたことがないように、やり切ろうとする人の人生は輝きを放っています。

 

輝きを持った人生を認知症になってからも送るためには、普段から自分の頭で考えて自分であらかじめある程度のことを責任持って決めておくことが必要だろな、と普段の臨床を振り返って思います。

そういう自己決定ができる人の家族は、本人が認知症になってからもその人らしさを十分に理解して、その人の自己決定を適切にサポートしてくれているような印象です。

 

ですから、やはり、自分が元気な時、健康面に問題がない時から、自分が将来どうなりたいのかという見通しをしっかりと持った人生を送ること、それが大切ではないでしょうか?

 

 

 - コラム

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